2019/12/20 13:28PM
Category: 研修委員会

会員大会第5分科会(研修委員会)報告

第7回富山県PTA連合会 第5分科会 報告書   研修委員会
テーマ 「発達障害って? 発達に障害をあることを知り、共にあるために」 報告者氏名 北林 和正
講演会 当日参加人数    100名

 

研修委員会では、第1分科会と第5分科会を担当しました。こちらでは第5分科会の報告をいたします。講師に富山県発達障害者支援センター「ほっぷ」の北川忠先生をお迎えし、ご講演をしていただきました。北川先生は障害者福祉の仕事に携わられて37年、その間数えきれないほどのご経験や事例お持ちです。今回それらのことを踏まえて、「私たちがめざす支援の在り方」というテーマに基づいてのご講演でした。

 

<分科会設定の背景>

北川先生にご講演を依頼したのは、昨今発達障害という言葉をよく耳にするということがありました。よく耳にはしますが「発達障害って何?」と問われても、私自身全く理解しておりませんでした。そんな時、北川先生のご講演を拝聴する機会があり、私自身発達障害を多少なりとも理解することができました。今後、我々PTAが発達障害に関わる機会が増えていくと思われますので、PTAの会員さんにも聞いていただき、発達障害を多少なりとも理解していただきたいと考えたことが、分科会開催の経緯です。

 

<講演の概要>

平成29年度の文部科学省の調査では、通級指導を受けている児童生徒数の半分は発達障害児、通常学級に在籍する発達障害の可能性のある児童が急増(H24は6.5%でH30は約10%?)、高等学校進学の生徒の約2%が発達障害とあります。発達障害の主なものでもASD、ADHD、LDがあり、現在はもっと多様化しております。我々PTAが発達障害を正しく理解し、適切な支援することが何よりも大切であると思います。

支援のポイントとしては、①支援は有期限があること(今しかできないこと)、②支援者があきらめなければ本人は変わること、③発達障害を治そうとしないこと、④あるがままの本人を受け入れること、⑤必要な時の最小限の支援をおこなうこと、⑥発達障害だからと決めつけないこと、⑦パニック後の対応よりも起こさせない予防が大切にすることなどをご紹介いただきました。そこで我々PTA(保護者)は、①本人の目線に立った支援、②シンプルな支援、③本人、保護者、支援者の合意に基づく支援、④本人が苦痛を感じない支援、⑤本人の将来ビジョンに役立つ支援、⑥長期ビジョンに基づく支援、⑦支援者を孤立させない支援、⑧支援者をリスペクトできる支援ができたら素敵ですよね。北川先生は「今後とも、地域の皆様のご理解とご支援をお願いします」と締めくくられました。

 

<分科会を終えて>

講演会に参加されたPTA会員は、これからそれぞれのお立場で発達障害と向き合っていく機会が増えていくのではないかと思います。この講演会で皆様それぞれが感じられたことを各単位PTAに持ち帰っていただき、我々PTAができる支援の在り方を考えていただければと思います。

北川先生の素晴らしいご講演は、なかなか言葉では伝えきれません。研修委員会では、今年度の委員会事業の一環として講師一覧表の改定も行っています。県PTA連合会のホームページには、北川先生をはじめ県内各地で過去3年間に開催された講師の先生方の連絡先等が掲載してあります。今後の皆様の活動にお役立ていただければと思います。