高岡市PTA連絡協議会・教育環境委員会の主催により、11月13日（水）、高岡市役所において、「SNSをきっかけとした子供の犯罪被害・加害の現状と対策」をテーマにした講演会を開催しました。高岡市内の小・中・義務教育・特別支援学校の役員ら約90名が参加し、講師には、富山県警察本部少年サポートセンター西部分室係長の串田様にお越しいただきました。

講演会では、近年SNSに起因する児童被害、とくに自画撮りの被害の増加がみられること、県内でも実際にSNSを入口とした事件がいくつも起きていること、SNSへの悪ふざけ投稿は内容次第で犯罪行為となること、非合法の仕事を紹介する「闇バイト」の危険性などについて説明をいただきました。またオンラインゲームの問題なども指摘され、これらに対する具体的な防止策として、フィルタリングの活用や家庭でのルール作り、そして何かあった場合に相談するように子どもによく伝えることと、相談できる存在であるようにコミュニケーションをとることが強調されました。

講演後の質疑応答の時間には、「子ども同士のスマホトラブルを目にしたらどこに連絡したらよいか」「被害者になってしまった場合にどのようなケアがあるのか」「加害者となった場合にどういうことが想定されるのか」など、多くの質問があり、「家に帰ってさっそく子どもに伝えます」「単位の役員間でも伝えてほしい」などの声が聞かれました。

高岡市PTA連絡協議会は、今後も、PTAの皆様に役立つ研修を企画してまいります。