「分断」の時代だからこそ、大人が「希望」を語ろう
昨今「予測困難で不確実な時代(VUCAな時代)」ということが言われ、今の子どもたちは「ガイドブックを与えられた人生」から「コンパスと自分の意志で選んでいく人生」を歩み始めたとも言えます。
新しい学習指導要領では、児童生徒「一人一人が自らの可能性を発揮し、多様な他者と協働しながらよりよい社会と幸福な人生を切り拓いていく力」を育てていく方針が織り込まれ、「社会の変化に対応し、よりよい人生を切り拓いていく力」を身に付けてほしいということが示されています。
このような時代における私たちPTAの役割・心構えは・・・と考えてみますと、次の3つに集約されるのではないかと思います。
① 大人が「希望」を語る
② 大人が「交流」する、「協力」する
③ 大人が「学ぶ」、「成長」する
これらを具体的に県PTA連合会の活動に当てはめてみますと、
◆ワンチームとやま委員会➡「14市町村PTAの良き実践例」を県PTA連合会のウエブサイトで随時更新。各単位PTA、地区PTAの活動の情報交流の場、アイデア交換の場を提供。
◆広報委員会➡各市町村PTAの活動記事に加えて、県PTA連合会の活動記事、特集記事を付加した情報提供。紙面を通じた情報交流の場づくり。
◆会員大会実行委員会➡県PTA連合会の学びの祭典として、11月に第11回目の会員大会を企画し、交流と学びの場を提供。
◆研修委員会➡東陸分科会及び研究指定PTA発表の支援。令和6年3月をめどに、県PTA連合会主催の「新任単P会長予定者研修会」を企画。
◆家庭教育/教育環境委員会➡私たち保護者が、「知りたい」、「学びたい」テーマをピックアップし、講演会やパネルディスカッションの形で「学び」の機会を企画・提供。
◆総務委員会➡県内各地区からの「要望」・「希望」を広く情報収集。私たちPTAの「希望」が詰まった要望書を作成。1月に県知事に提出するミッション。
これらのことを各委員会に期待し、県下PTA会員にフィードバックできる活動を目指していく所存です。
世の中の、そこかしこで「分断」が進行する時代。富山の子どもたちには、大人が希望を語り、協力し、学び・成長する姿を見せることで、「幸せな未来」を予感してもらいたいと思います。最後に、今年1年間どうぞ皆様の叱咤激励、お力添えをよろしくお願い申し上げます。
富山県PTA連合会
会長 中村 総一郎