令和6年11月27日(水)、高岡市PTA連絡協議会と、高岡地区とやま親学び推進リーダーとの共催で、「親学び研修会」を開催しました。「親学び」とは、学校や家庭で身近に起こるかもしれないエピソードを題材に、親同士が子育ての悩みや問題点を語り合うことで、子どもとの関わり方や親としての在り方を考える参加型の研修会です。
高岡市内の小・中・義務教育・特別支援学校の保護者や先生方など約60名が参加。とやま親学び小中推進スーパーリーダーの吉川佳子先生による趣旨説明の後、5人ずつ12グループに分かれて、班ごとに「ついイライラしてしまう」「スマホを何時間やっているの?」「子どもは何を考えているのか?」などのエピソードをテーマに話し合いました。
スマホの使い方について話し合ったグループでは、「子どもの気持ちも聞いて一緒にルールを作るとよいのではないか」「21時以降返信不可のアカウントだと明記させておく」「”前頭葉が委縮するよ”と学校で教わったことを兄弟同士で教え合っていた」「昔は祖父母も注意してくれるなど関わってくれる人が複数いた。現代では、アレクサなどにも頼って、機械からも”時間です!終わりましょう“などと声をかけてもらうのも便利なのでは」…など、目からウロコのいろいろな意見が出ていました。
終了後、「学びや気づきが大きかったです」「初めてやりましたが、いいものだなと思いました」「またやってほしい」などの声が聞かれました。見学に来られた富山県教育委員会生涯学習文化財室の宮林氏からも、高岡市のPTAの熱量に感心されるとともに、「ぜひ各校のPTAでも学校でも親学び研修を広めてほしい。必要な教材や資料も提供できますので、気軽に相談や問い合わせをいただきたい」と、励ましをいただきました。