令和３～４年度研究指定ＰＴＡ 「中学校の部」では朝日町 朝日中学校ＰＴＡより、「今までの制服・これからの制服　～女子夏服の見直しを通して～ 」をテーマとした発表がありました。かねてより女子生徒の制服には気がかりなところがあり、話題にしてみると約９割の保護者の皆さんが見直しの必要性を感じていることが分かり、ＰＴＡが中心となって取組が始まりました。そこでは、ＰＴＡ運営委員、２年生保護者代表、教員で組織した検討委員会を立ち上げ、改善すべき事柄やその対応についてアンケート調査の実施と考察、４つのモデルの選定、生徒・保護者・教職員による投票、新しい女子制服の選定、卒業する３年生女子生徒を対象とした試着と聞き取り、業者との話合いなどが計画的に進められました。

選定を終えた検討委員会の振り返りでは、予想外に難しい取組であったことや、もっと早く生徒の意見を聞いたり、試着をしてもらったりすることなどが大切であったなどが話題になり、「子どもたちも検討委員に加えたほうがよかったのではないか」との意見がクローズアップされました。

発表後、県ＰＴＡ連合会の野崎アドバイザーさんからは、制服の具体や動きを伴うプレゼンテーションの巧みさを賞賛するとともに、後回しにしがちな難しい課題にＰＴＡとして積極的に取り組まれたこと、綿密に検討を重ねられたこと、最後は生徒の意見を尊重したことなどについて評価の言葉がありました。また、生徒が主体的に考える場を設定したこと、ジェンダーレスに関わる側面的価値も話題にされました。